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軽貨物の業務委託、手元にいくら残る?売上から引かれる経費を全部書き出しました

2026.10.03お金個人事業主文:軽貨物マッチング編集部(株式会社Giverlink)
軽バンの運転席でおにぎりを食べて休憩する女性ドライバー

写真はイメージです

要約

業務委託で走るドライバーの手元に残るのは、売上から「車・ガソリン・保険・駐車場・手数料・税金」を引いた分です。目安は売上の6〜7割前後。車を借りるか、どれだけ走るかで大きく変わります。

6〜7割経費を引いたあとに残る目安(税金・国保・年金の前)
8つ売上から引かれる主な経費の数
「売上」ではなく
「残る目安」で比べる
案件を比べるときの物差し

こんな方におすすめ

この記事の結論

業務委託の売上は、そのまま手元に残るお金ではありません。契約の前に「何が引かれて、誰が払うか」を聞いておけば、始めてから後悔することはぐっと減ります。

募集ページでよく見る「日当1万8,000円」「1個150円」。これは売上の話です。会社員の手取りと同じ感覚で見ると、思っていたより残らないということになりがち。

この記事では、引かれる経費を1つずつ書き出し、自分で計算できるようにまとめました。前半は相場をもとにした目安、計算例は仮の数字です。

軽バンの横でスマホを見て喜ぶドライバーと、心配そうに見る緑の服の女性スタッフ1
売上40万!今月いけるぞ
請求書の山の前で頭を抱えるドライバーと、肩越しにのぞく女性スタッフ2
え…ガソリンにリースに保険…?
経費の内訳を差し出されて驚くドライバーの顔3
経費、全部書き出してみましょう
ホワイトボードに売上から手元までの図を描く女性スタッフと、うなずくドライバー4
見るのは“手元に残る目安”です
売上がいくらでも、手元に残る額は契約の条件で変わる

漫画はフィクション・数字は計算例です

1個人事業主の軽貨物ドライバーは「売上=手取り」ではない

業務委託で走るドライバーは、個人事業主として会社から仕事を請ける立場です。車やガソリン、保険といった仕事の道具代は、基本的に自分で払います。

だからこそ、契約前に「何が引かれるのか」を知っておくことがいちばん大事になります。

会社員のとき

  • 車・ガソリンは会社持ち仕事の道具代はかからない
  • 社会保険は会社が半分健康保険と厚生年金
  • 税金は天引き確定申告はほぼ不要

業務委託(個人事業主)

  • 車・ガソリンは自分持ちリース代や燃料が売上から出ていく
  • 国保・国民年金は全額自分会社が半分出す仕組みはない
  • 確定申告は自分で住民税は翌年にまとめて来る

図1 会社員と業務委託のちがい(一般的な場合)

2売上から引かれる経費の一覧【軽貨物 業務委託】

金額は相場をもとにした目安です

下の表は、軽貨物ドライバーにかかる主な経費です。地域・車・走る距離で変わります。

経費月の目安メモ
車両リース代(借りる場合)3万〜6万円前後会社の貸出か、リース会社か。保険込みかどうかも確認
ガソリン代2万〜5万円前後宅配は停止と発進が多く、距離のわりに燃料を使う
任意保険(黒ナンバー)1万〜3万円前後自家用より高めになりやすい。年齢・等級で差が大きい
駐車場代0〜2万円前後都市部ほど高い。自宅に停められるかで変わる
携帯の通信費3,000〜8,000円前後配送アプリやナビを一日中使う
会社への手数料0〜売上の10%前後あるかないか、契約書で必ず確認
整備・タイヤ・オイル数千〜1万円前後走行距離が多いと早く減る
税金・年金・健康保険所得による4章で説明

図2 実際の金額は、契約する会社やリース会社に必ず確認してください。

3計算例(仮の数字):手元にいくら残るか

イメージをつかむための計算例です

条件(仮)は、週5日・月22日稼働、日当1万6,000円、車は会社から借りる。実在の会社や人の数字ではありません。

計算例(仮の数字)
売上は
月35.2万円
  1. 1車両貸出代4.5万車両貸出代:4万5,000円(仮)
  2. 2ガソリン代3.5万ガソリン代:3万5,000円(仮)
  3. 3保険(貸出代に含まれない場合)1.5万保険:1万5,000円(仮)
  4. 4通信費・整備ほか1万通信費・整備ほか:1万円(仮)
経費を引いた残りは
月24.7万円
売上の約7割。ここからさらに税金・国民年金・国民健康保険が引かれます
約3割経費で出ていく

※ 計算例はイメージをつかむための仮の数字です。実在の会社・人の数字ではありません。

表で見る
項目金額(仮)
売上(1万6,000円×22日)35万2,000円
車両貸出代−4万5,000円
ガソリン代−3万5,000円
保険−1万5,000円
通信費・整備ほか−1万円
経費を引いた残り24万7,000円

会社員なら会社が半分出してくれる社会保険も、業務委託では全額が自分持ち。「残った24万円を全部使える」わけではない、という点は覚えておきたいところです。

公開前に差し込み(一次情報)

〇〇社の代表に聞く:自社で走っているドライバーの、売上と経費のだいたいの割合。車の貸出代に何が含まれているか(保険・整備・車検)。

ここだけは押さえる

案件は「売上」ではなく、経費を引いたあとの「手元に残る目安」で比べる。

4個人事業主の税金と社会保険・開業届・青色申告

制度の内容は年によって変わります

個人事業主は、自分で確定申告をします。払うものは主に、所得税・住民税・国民健康保険・国民年金の4つ。どれも所得によって変わるので、いくらとは言い切れません。

目安として、毎月の残りから1〜2割ほどを別の口座に分けておく人が多いようです。2年目に住民税と国保の請求が一気に来て慌てる、というのはよく聞く話。

開業届

始めて1か月以内

税務署に「個人事業を始めました」と出す。手数料はかからない

→
青色申告

始めて2か月以内

条件を満たせば、所得から最大65万円を差し引ける(原則の期限)

→
インボイス

契約先と相談

登録を求められることがある。どちらが得かは売上と契約先しだい

図4 始める前に押さえておきたい3つの届出。最新の内容は税務署か税理士に確認してください。

ありがちな失敗

1年目は思ったより残ったと感じて使ってしまい、2年目の春に住民税と国民健康保険の通知がまとめて届いて慌てる。業務委託を始めた人がつまずきやすいところです。
※ よくある流れをまとめた例で、特定の人の体験談ではありません。

5手取りが変わるポイントと、契約前のチェック

同じ売上でも、残るお金が変わるところ

車自分の車か、借りるか
→
ここで変わる自分の車ならリース代はかからない。そのかわり車検・修理は自分持ち
報酬日当制・個数制・距離制
→
ここで変わる個数制は件数しだいで上下が大きい
エリア担当エリアの広さ
→
ここで変わる広いとガソリン代がかさむ
手数料売上から何%引かれるか
→
ここで変わる会社でまったく違う
公開前に差し込み(一次情報)

〇〇社の代表に聞く:報酬の決まり方を選んだ理由。ドライバーが休みたいとき、実際にどう対応しているか。

契約前に確認したいこと

聞いておくこと

  • 報酬の決まり方と支払日
  • 車の貸出代と、含まれるもの保険・整備・車検
  • ガソリン代は誰が払うか
  • 手数料・システム利用料・制服代
  • 辞めるときは何日前に言うか

要注意のサイン

  • 罰金や違約金の決まりがある
  • 先に車を買わせる
  • 答えをはぐらかす
  • 「みんな月50万は超えてますよ」とだけ言う経費の話をしない

図5 軽貨物マッチングでは、罰金・違約金のある案件や、先に車を買わせる案件は載せていません。

6まとめ

  • 業務委託の売上は、そのまま手元に残るお金ではない
  • 車・ガソリン・保険・駐車場・手数料を引いた残りは、売上の6〜7割前後が目安
  • そこからさらに税金・国民年金・国民健康保険が引かれる。毎月1〜2割を分けておく
  • 開業届と青色申告で、引かれる額を減らす準備ができる
  • 契約前に「何が引かれて、誰が払うか」を聞く

「売上はいくら?」ではなく、「手元にいくら残る?」で会社を選ぶ。それだけで、始めてからの後悔はぐっと減ります。

よくある質問

手元に残るのは売上の何割くらいですか

車・ガソリン・保険などを引いた残りは、6〜7割前後が目安です。車を借りるか、どれだけ走るかで大きく変わります。そこからさらに税金と国保・年金がかかります。

車は買ったほうが得ですか、借りたほうが得ですか

自分の車ならリース代はかかりませんが、車検・修理は自分持ちです。始めたばかりなら、まず貸出のある会社で試してから考える人が多いです。

税金のために、毎月いくら分けておけばいいですか

所得によって変わるので言い切れませんが、毎月の残りから1〜2割ほどを別の口座に分けておく人が多いようです。くわしくは税務署か税理士に確認してください。

経費にできるのはどんなものですか

ガソリン代・車両リース代・保険・通信費など、仕事で使った分は経費にできます。レシートを月ごとにまとめておくだけでも、申告がぐっと楽になります。

あなたの場合は、いくら残る?

働きたい日数・車の有無・走りたいエリアから、合う働き方のタイプがわかります。経費まで書いた案件だけをご案内します。登録も相談も無料です。

軽貨物マッチング編集部株式会社Giverlink。軽貨物の個人事業主ドライバーと、業務委託の会社をつなぐサービスを運営しています。

この記事の金額について

  1. 経費の金額は、公開されている相場情報をもとにした目安です。地域・車・走行距離で変わります
  2. 計算例は仮の数字で、実在の会社・人の数字ではありません

情報の確認日:2026年10月3日。本記事は情報提供を目的としています。税金・社会保険・届出の最新の内容は、税務署・市区町村・税理士にご確認ください。このサイトに載っている会社は、運営者が掲載料をいただいている会社です(PR)。ドライバーの方から料金をいただくことはありません。