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軽貨物の業務委託、手元にいくら残る?売上から引かれる経費を全部書き出しました

写真はイメージです
要約業務委託で走るドライバーの手元に残るのは、売上から「車・ガソリン・保険・駐車場・手数料・税金」を引いた分です。目安は売上の6〜7割前後。車を借りるか、どれだけ走るかで大きく変わります。
「残る目安」で比べる案件を比べるときの物差し
こんな方におすすめ
- 「日当1万8,000円」を見て、そのまま手取りだと思っていた
- 車を借りるか買うかで迷っている
- 個人事業主になったあと、税金でいくら残るか不安
この記事の結論
業務委託の売上は、そのまま手元に残るお金ではありません。契約の前に「何が引かれて、誰が払うか」を聞いておけば、始めてから後悔することはぐっと減ります。
募集ページでよく見る「日当1万8,000円」「1個150円」。これは売上の話です。会社員の手取りと同じ感覚で見ると、思っていたより残らないということになりがち。
この記事では、引かれる経費を1つずつ書き出し、自分で計算できるようにまとめました。前半は相場をもとにした目安、計算例は仮の数字です。
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4漫画はフィクション・数字は計算例です
1個人事業主の軽貨物ドライバーは「売上=手取り」ではない

業務委託で走るドライバーは、個人事業主として会社から仕事を請ける立場です。車やガソリン、保険といった仕事の道具代は、基本的に自分で払います。
だからこそ、契約前に「何が引かれるのか」を知っておくことがいちばん大事になります。
会社員のとき
- 車・ガソリンは会社持ち仕事の道具代はかからない
- 社会保険は会社が半分健康保険と厚生年金
- 税金は天引き確定申告はほぼ不要
業務委託(個人事業主)
- 車・ガソリンは自分持ちリース代や燃料が売上から出ていく
- 国保・国民年金は全額自分会社が半分出す仕組みはない
- 確定申告は自分で住民税は翌年にまとめて来る
図1 会社員と業務委託のちがい(一般的な場合)
2売上から引かれる経費の一覧【軽貨物 業務委託】

下の表は、軽貨物ドライバーにかかる主な経費です。地域・車・走る距離で変わります。
| 経費 | 月の目安 | メモ |
|---|---|---|
| 車両リース代(借りる場合) | 3万〜6万円前後 | 会社の貸出か、リース会社か。保険込みかどうかも確認 |
| ガソリン代 | 2万〜5万円前後 | 宅配は停止と発進が多く、距離のわりに燃料を使う |
| 任意保険(黒ナンバー) | 1万〜3万円前後 | 自家用より高めになりやすい。年齢・等級で差が大きい |
| 駐車場代 | 0〜2万円前後 | 都市部ほど高い。自宅に停められるかで変わる |
| 携帯の通信費 | 3,000〜8,000円前後 | 配送アプリやナビを一日中使う |
| 会社への手数料 | 0〜売上の10%前後 | あるかないか、契約書で必ず確認 |
| 整備・タイヤ・オイル | 数千〜1万円前後 | 走行距離が多いと早く減る |
| 税金・年金・健康保険 | 所得による | 4章で説明 |
図2 実際の金額は、契約する会社やリース会社に必ず確認してください。
3計算例(仮の数字):手元にいくら残るか

条件(仮)は、週5日・月22日稼働、日当1万6,000円、車は会社から借りる。実在の会社や人の数字ではありません。
- 1車両貸出代4.5万車両貸出代:4万5,000円(仮)
- 2ガソリン代3.5万ガソリン代:3万5,000円(仮)
- 3保険(貸出代に含まれない場合)1.5万保険:1万5,000円(仮)
- 4通信費・整備ほか1万通信費・整備ほか:1万円(仮)

※ 計算例はイメージをつかむための仮の数字です。実在の会社・人の数字ではありません。
表で見る
| 項目 | 金額(仮) |
|---|---|
| 売上(1万6,000円×22日) | 35万2,000円 |
| 車両貸出代 | −4万5,000円 |
| ガソリン代 | −3万5,000円 |
| 保険 | −1万5,000円 |
| 通信費・整備ほか | −1万円 |
| 経費を引いた残り | 24万7,000円 |
会社員なら会社が半分出してくれる社会保険も、業務委託では全額が自分持ち。「残った24万円を全部使える」わけではない、という点は覚えておきたいところです。
〇〇社の代表に聞く:自社で走っているドライバーの、売上と経費のだいたいの割合。車の貸出代に何が含まれているか(保険・整備・車検)。
ここだけは押さえる案件は「売上」ではなく、経費を引いたあとの「手元に残る目安」で比べる。
4個人事業主の税金と社会保険・開業届・青色申告

個人事業主は、自分で確定申告をします。払うものは主に、所得税・住民税・国民健康保険・国民年金の4つ。どれも所得によって変わるので、いくらとは言い切れません。
目安として、毎月の残りから1〜2割ほどを別の口座に分けておく人が多いようです。2年目に住民税と国保の請求が一気に来て慌てる、というのはよく聞く話。
始めて1か月以内
税務署に「個人事業を始めました」と出す。手数料はかからない
始めて2か月以内
条件を満たせば、所得から最大65万円を差し引ける(原則の期限)
契約先と相談
登録を求められることがある。どちらが得かは売上と契約先しだい
図4 始める前に押さえておきたい3つの届出。最新の内容は税務署か税理士に確認してください。
ありがちな失敗1年目は思ったより残ったと感じて使ってしまい、2年目の春に住民税と国民健康保険の通知がまとめて届いて慌てる。業務委託を始めた人がつまずきやすいところです。
※ よくある流れをまとめた例で、特定の人の体験談ではありません。
5手取りが変わるポイントと、契約前のチェック

同じ売上でも、残るお金が変わるところ
〇〇社の代表に聞く:報酬の決まり方を選んだ理由。ドライバーが休みたいとき、実際にどう対応しているか。
契約前に確認したいこと
聞いておくこと
- 報酬の決まり方と支払日
- 車の貸出代と、含まれるもの保険・整備・車検
- ガソリン代は誰が払うか
- 手数料・システム利用料・制服代
- 辞めるときは何日前に言うか
要注意のサイン
- 罰金や違約金の決まりがある
- 先に車を買わせる
- 答えをはぐらかす
- 「みんな月50万は超えてますよ」とだけ言う経費の話をしない
図5 軽貨物マッチングでは、罰金・違約金のある案件や、先に車を買わせる案件は載せていません。
6まとめ

- 業務委託の売上は、そのまま手元に残るお金ではない
- 車・ガソリン・保険・駐車場・手数料を引いた残りは、売上の6〜7割前後が目安
- そこからさらに税金・国民年金・国民健康保険が引かれる。毎月1〜2割を分けておく
- 開業届と青色申告で、引かれる額を減らす準備ができる
- 契約前に「何が引かれて、誰が払うか」を聞く
「売上はいくら?」ではなく、「手元にいくら残る?」で会社を選ぶ。それだけで、始めてからの後悔はぐっと減ります。
よくある質問
手元に残るのは売上の何割くらいですか
車・ガソリン・保険などを引いた残りは、6〜7割前後が目安です。車を借りるか、どれだけ走るかで大きく変わります。そこからさらに税金と国保・年金がかかります。
車は買ったほうが得ですか、借りたほうが得ですか
自分の車ならリース代はかかりませんが、車検・修理は自分持ちです。始めたばかりなら、まず貸出のある会社で試してから考える人が多いです。
税金のために、毎月いくら分けておけばいいですか
所得によって変わるので言い切れませんが、毎月の残りから1〜2割ほどを別の口座に分けておく人が多いようです。くわしくは税務署か税理士に確認してください。
経費にできるのはどんなものですか
ガソリン代・車両リース代・保険・通信費など、仕事で使った分は経費にできます。レシートを月ごとにまとめておくだけでも、申告がぐっと楽になります。
この記事の金額について
- 経費の金額は、公開されている相場情報をもとにした目安です。地域・車・走行距離で変わります
- 計算例は仮の数字で、実在の会社・人の数字ではありません
情報の確認日:2026年10月3日。本記事は情報提供を目的としています。税金・社会保険・届出の最新の内容は、税務署・市区町村・税理士にご確認ください。このサイトに載っている会社は、運営者が掲載料をいただいている会社です(PR)。ドライバーの方から料金をいただくことはありません。